台風の右側が危険なワケ|直撃しなくても油断できない!

台風の右側が危険なワケ|直撃しなくても油断できない!

全国的に台風の本格的なシーズンとなってきました。
しかも今年は海水温が高いことから、日本の近海で台風が発生するパターンが増えていますよね…。

ところで、台風は右側の方が危険だと知っていますか?
右側というのは「東側」です。

もちろん台風の大きさや気圧にもよるのですが、いずれにせよ右側の方が強い傾向にあります。

今回はそんな台風の右側の危険さについて、解説します!


台風の右側が危険

台風は中心(目)を囲んで、周辺に渦を巻くように気流が発生します。

この気流はどの場所も同じ強さではなく、中心の右側が強く、左側が弱くなっているのが分かるかと思います。

※赤〜紫が特に強風


またこういった台風の予想図はよく見ると思いますが、気象庁が発表している台風情報では、強風域(黄色い◯)が中心より右に寄っています。

出典:気象庁HP

つまり、台風の右側はより広い範囲で強い風が予想されます。

宮古島においては左側(西側)の石垣島~多良間島を通過するタイプが特に危ないと言えますね。
とはいっても台風の中心も強いので直撃しても危ないです!


なんで右側が強いの?

右側が強くなる原因は、台風の渦に関係がありました。
台風の渦は反時計回りで回っているので、渦のスピードに台風が進むスピードが加わり、風が加速されます。

台風が北東の方向に進むとすれば、台風の南東側(右下)で強くなる、という訳です。


ちなみに、台風が反時計回りに回っているのは地球の自転に関係しているので、南半球のサイクロンは逆に時計回りに回るんです。不思議ですね。


便利アプリ

台風時には台風の進路だけでなく、風が強い場所もチェックしておく必要があります。

先ほども出てきた風の強さを知るのにとても便利なアプリが「Windy」です!

風速だけでなく、気温、雷、波など様々なデータを可視化してくれているので、なんと言ってもパッと見で分かりやすいです。

これでアプリ、Webサイトともに無料というのが凄い!
10日先の予想まで見ることができるので、台風接近中には要チェックです◎

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台風シーズンを乗り切るために

毎年来る台風を乗り切るために、大事なのは台風対策です。
宮古島の台風は強烈なので、準備をおこたって失敗したことも…(泣)

宮古島以外の場所でも役に立つ情報ですので、ぜひこちらもチェックしてみてください。


まとめ

今回は台風に関係する話を書かせていただきました。

台風の進路だけでなく、風の強さも見ないといけないということですね。
台風の右側が危険と言っても、中心や左側も安全ではないので、台風接近中は十分に気をつけましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!