宮古島のサガリバナ|添道サガリバナへの行き方も紹介

宮古島のサガリバナ|添道サガリバナへの行き方も紹介

こんにちは!宮古島に移住した宮古猫です。

6月〜7月にかけて宮古島では〈サガリバナ〉が見頃を迎えます。特に添道(そえどう)サガリバナは毎年ライトアップもされ、口コミで観光客の人も訪れる人気スポットとなりました。

一夜しか咲かない幻の花であるサガリバナの花言葉は「幸福が訪れる」ということもあり、咲いている姿が見られるととてもラッキー♪

今回はそんな宮古島のサガリバナについて、紹介していきます!


この記事で分かること

・サガリバナってどんな花?
・添道サガリバナへの行き方
・夜と朝のサガリバナ


サガリバナとは

サガリバナの特徴
  一夜しか咲かない幻の花
  6月中旬〜7月上旬がピーク
  甘い匂い


サガリバナは、奄美大島より南にしか自生しない南国の花です。

一夜しか咲かない幻の花」なので、咲いている姿を見られるのはとても貴重なように思いますが、宮古島では6月〜8月ころまで咲いているサガリバナを見ることができます


葉の間から伸びる茎は30cm以上にまで成長し、1本の茎に房状に30〜50個の花を付けます。同じ房の花は同時に咲くことはなく、数日に分けて上の花から咲いていきます。

そのため、1本の木でも数日間は花を楽しむことができます


日が暮れた20時ころから徐々に花が開き始め、真夜中が満開、夜が明ける5時ころから散りはじめ、午前中には全て散ってしまいます。

1度咲いた花は一晩で散ってしまうので、咲いている花の数では毎年6月中旬〜7月上旬がピークを迎えます。


強い匂いを発する花でよく「バニラのような匂い」と例えられますが、南国系フルーツのような少し青臭く甘い匂いで蟻が好みそうな匂いに感じます。

線香花火のような見た目の花はとても繊細で、一夜で散ってしまうという儚さもまた魅力ですね。


添道サガリバナ

宮古島でサガリバナを見られるスポットは「添道(そえどう)サガリバナ」です。

2002年から自生していたサガリバナの種子を植樹し始め、今では約200mにおよぶ遊歩道に約200本のサガリバナの木が植えられています。

周辺に自生しているサガリバナも含めると600本以上のサガリバナ群集で、もちろん宮古島では最大規模です。


2012年からライトアップも始まり、島民だけでなく観光客にも口コミで人気のスポットとなりました。

※2020年のライトアップは中止
 2021年は6/25〜7/4まで、19:30〜21:30の間ライトアップ


サガリバナは夜が見頃ですが、夜の添道サガリバナ周辺は農地しかないため真っ暗です。土地勘がないと道が分かりづらいうえ、ライトアップもされていないとなると散策も大変です。

懐中電灯は必須です!


例年は6月下旬から10日間ほどライトアップが行われます。

▼過去のライトアップのお知らせ

添道サガリバナライトアップ
主催  宮古島環境クラブ(MEC)
TEL  0980-72-2686


宮古島環境クラブでは、サガリバナの苗の販売や植樹活動も行っています。

協力金を払うと添道サガリバナの遊歩道沿いに自分の苗を植えることができ、その木の持ち主の名札が掲げられるので毎年の成長を見守ることができます。


生育中のサガリバナの苗木も遊歩道で見受けられます。


添道サガリバナへの行き方

添道(そえどう)サガリバナへは、以前は土地勘がある地元の人と一緒でないと行けない場所でしたが、今はGoogleマップにも場所が示されていて行きやすくなりました!

一番分かりやすいルートでの詳しい行き方を解説していきます。

夜は目印が見えづらいので、一度明るい時間に下見をしておくことをオススメします◎


マップの数字と下記写真を参考にしてみてくださいね!

県道沿いのファミリーマート砂山店をスタート地点として出発します。

まず砂山のファミマから県道83号線を島の北方面(池間島や狩俣の方)に向かいます。


①信号の次の交差点を右折

信号を1つ通過し、その次の交差点を右に曲がります。
少し坂道を下ったところにある右折レーンがある交差点です。


②左右にカーブミラーがある交差点を左折

1kmほど進むと左右にカーブミラーがある交差点が出てくるので、ここを左に曲がります。


道を曲がると周りは畑だけ。


③県の事業看板を右折

畑の間の道を進むと、右手に「県営かんがい排水事業 西原東部地区」と書いてある沖縄県の看板があります。

その奥に見える小道を右に入って行きます。


④しばらく道なり

こんな感じのいくつかのカーブがある道を道なりに進みます。この辺りは車同士がギリギリすれ違えるくらいの狭い道です。

分かれ道があって迷ったら、アスファルトが舗装されている方に進めば間違いありません。


⑤添道サガリバナの駐車場に到着

車が3台ほど停められる駐車場があります。

この場所が添道サガリバナの駐車場になるので、ここに車を停めてから歩いて行きます。


遊歩道は駐車場から向かって右側の、ガードレールの横です。


⑥添道サガリバナの遊歩道に到着

駐車場から歩いてすぐ(10秒くらい)、遊歩道に到着しました!


看板もあり分かりやすいです。

200mにおよぶ遊歩道の左右に、たくさんのサガリバナの木が生えています。


オススメは早朝

夜が見頃のサガリバナですが、私は早朝に見に行くことをオススメしています!


早朝に行くメリット
  土地勘がなくてもたどり着ける
  懐中電灯が不要
  散ったサガリバナも綺麗!

本当は夜道が怖いだけ…


サガリバナは日の出の時間くらいから散り始めますが、一気に全部が散ってしまうわけではなく午前中はまだ残っている花もチラホラ

この日は10時くらいだったのでおおよそ散っていましたが、サガリバナ独特の甘い匂いはかすかに残っていました。


散ったサガリバナもとてもキレイです!


夜よりもよくよく観察できます。

懐中電灯の光だと全部ピンク色だと思っていた添道サガリバナにも、色んな色のサガリバナがあることに気づきました。


この木はすごいボリューム!


茎の房を見ることで、「まだ数日は花が咲きそう」「この木は今年は終わり」などと分かります。

海ぶどうのような粒々は、これから咲く花のつぼみ。


この房は上の方のつぼみが大きくなり、今日明日くらいには咲きそうです。


パックマンのように玉が開き、赤いめしべが出ていたら花が散った後。


朝の添道サガリバナの遊歩道で、何かの動物を発見!

たぶんイタチの仲間だと思います。

添道サガリバナの辺りは多くの自然が残っているので、他にも白鷺などの野鳥も飛んでいました。(もちろん蜘蛛や蛾などの不人気生物も多数!)


まとめ

宮古島で6月から見頃を迎えるサガリバナについて紹介しました!

サガリバナの特徴
  一夜しか咲かない幻の花
  6月中旬〜7月上旬がピーク
  甘い匂い


添道サガリバナへの行き方


添道サガリバナ
駐車場  あり(3台くらい)
トイレ  なし

夜は街灯はなく真っ暗なので、懐中電灯を持参しましょう。

ライトアップ
主催  宮古島環境クラブ(MEC)
TEL  0980-72-2686
※2020年のライトアップは中止
 2021年は6/25〜7/4まで、19:30〜21:30の間ライトアップ


一夜しか咲かないサガリバナは、美しい見た目と甘い匂いで記憶に残ること間違いなしです!

朝の散ったサガリバナもとてもキレイでオススメです。花言葉は「幸福が訪れる」なので、人生で一度は見ておきたいですね◎


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!