煙霧って何?宮古島で視界が悪くなった原因は?

煙霧って何?宮古島で視界が悪くなった原因は?

8月5日、宮古島では異常なまでの視界不良でした。
大陸からの黄砂か?と思われた人も多かったのではないでしょうか?


この現状について調べてみたところ、

「煙霧」(えんむ)

という気象現象ということがわかりました!


煙霧って何?

煙霧とは、目に見えない乾いた微粒子が大気中に浮遊していて、視程が妨げられている現象。気象観測上は、視程が10km未満になっているとき。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


靄(もや)・霧(きり)との違いは?

●靄(もや)
空気中の水蒸気が小さい小さい水滴となって浮遊しているもの。
視界が1km〜10km。

●霧(きり)
空気中の水蒸気が小さい小さい水滴となって浮遊しているもの。
視界が1km未満。


つまり、「もや」と「きり」は同じで視野の悪さの違いだけなんですね!


今回の煙霧との違いは、

靄(もや)=湿った状態(湿度50%以上)
煙霧 =乾いた状態(湿度50%未満)

となるみたいです。

ちなみに霞(かすみ)という言葉もありますが、
「かすみ」=視界が悪い状態のこと
なので、気象用語ではないです。


原因は?

今回の煙霧の原因は、小笠原諸島の西之島の噴火によるものだという見解もあります。
沖縄県としては、まだ「原因調査中」としています。


ちなみに宮古島と西之島は、1580kmも離れています!
(もはやよく分からない!笑)

こんなに離れていても、火山灰が飛んできている可能性があるんですね。


煙霧が発生する直前の天気図を見てみると、西之島から沖縄にかけては、大気が停滞ぎみだったことが分かります。

出典:気象庁HP

台風に吸い寄せられてか?沖縄の方まで火山灰が飛んできたのでしょうか?


前に鹿児島県の桜島の近くに住んでいる友人に聞いた話では、火山灰を吸い込むと喉や鼻が痛くなる人がいたそうです。

暑いけれど念のためずっとマスクをしていようと思いました。
コロナ予防もありますし、今年の夏はマスク焼けを覚悟しましょう…。