【経験】宮古島の天気予報は当たらない!【対処法】

【経験】宮古島の天気予報は当たらない!【対処法】

こんにちは!宮古島に移住した宮古猫です。

「宮古島(沖縄)の天気予報は当たらない」とよく言われますが、本当なのでしょうか?

10年以上宮古島に住んでみた私の経験をもとにすると、

結論:宮古島の天気予報は当たらない!!!

やっぱりそうだよね〜。と思われるかと思います。


そこで今回は、以下のことについて宮古島移住の経験をもとに解説していきます。

✅なんで宮古島の天気予報は当たらないのか?
✅突然の雨でも乗り切る対処法
✅天気予報の参考になるもの


天気に悩む人
天気に悩む人

天気予報が当たらないなら、旅行中にどうやって天気を知れば良いの?

こんな悩みを持つ人の参考になれば嬉しいです。


天気予報が当たらない原因

宮古島の天気予報が当たらないのは、地形的な問題が大きいです。

離島という他の地域と離れた場所にあり周囲を海に囲まれた島なので、内地(日本本土)とは大きく環境が違ってきます。その環境こそが天気予報が当たらない原因なのですが、主に以下の2つの原因が考えられます。


原因1:観測所が少ない

そもそも天気予報とは、現在と過去の様々な気象データをもとに作られた予測です。データの収集には日本中に1,300カ所もあるアメダスで観測を行っていて、宮古島にもアメダスはあります

▲全国のアメダス(出典:気象庁

しかし、例えば周囲が陸に囲まれた東京だと、周辺の県のアメダスから雨や気温の情報が得られて天気が予想しやすそうですが、周囲を海に囲まれた宮古島では近隣のデータは石垣島(宮古島から127km)・多良間島(宮古島から60km)の情報のみです。


また雨雲レーダーなどは、レーダーエコーにより広範囲の雨や雲を発見できる「気象レーダー」のデータで予想されています。気象レーダーは沖縄本島・石垣島には設置されていますが、宮古島にはありません

▲気象レーダー(出典:気象庁

かといって石垣島の天気が良く当たるという訳でもないけどね!


このように、宮古島は海に囲まれた離島であるため、陸続きの場所よりは周囲に観測所が少なく、データが集まりにくい場所ということが分かります。


原因2:周囲が海に囲まれている

宮古島は海に囲まれているので、海の上で雲が発生しやすい環境です。

さらに1年中気温や海水温が高いことで水蒸気が発生しますます雲となりやすく、多くの雨雲を生み出しています。


また風を遮るような山もなく、海からの潮風がよく通る宮古島なので、遠くの方に見えていた雨雲が風に吹かれてすぐに自分に近づいてきます。

「さっきまで晴れていたのに!」というのはよくあることですね。

このような地形的な環境から、

雨雲が発生しやすい+天気がコロコロ変わりやすい
 ➡︎ 天気予報が当たらない

という印象を与えているのかなと思います。


天気予報の適中率

本当に宮古島の天気予報は当たっていないのでしょうか?

気象庁が発表している予報精度(適中率)を見るとこんな感じです。

出典:気象庁

全国の中でも沖縄と北海道が天気予報が当たりにくいようです。

沖縄は突然のスコールや夕立が多く、それと同じ理由で全国の夏の適中率も低い傾向があります。北海道は地域が広範囲で雪が多いので、冬の適中率が悪いです。

それでも70%以上は適中しているということなので、日本の天気予報の精度はスゴく高いですね!

晴れ予報のうち1/4は雨が降ると思っておきましょう。


突然の雨でも乗り切る対処法

宮古島に移住してからのこれまで、突然の雨によって困った経験がたくさんあります。そんな時の対処法をお伝えします!

宮古島に移住した人や旅行中の人の参考になれば嬉しいです。


開き直る

対処法とはズバリ開き直り!!

何の参考にもならないよ〜と思われるかもしれませんが、ここに沖縄の人の本質が現れています。多少のことは気にしない、なんくるないさ精神ですね!(笑)

こんなに小さな島だし、天気予報なんか当たらなくて当たり前!」くらいの心持ちでいると、少しの天候不良でもイライラしたりガッカリしたりせずに済みます。

移住生活も旅行も楽しく過ごせるのが一番なので、天気のことは気にしない気にしない!


長時間外出する時は気を付ける

とはいえ、一応天気のことは気にしています。特に長時間外出するときは、突然の大雨にも対応できるように対策しています。

具体的には以下のことを常に気を付けるようにしています。


⚫︎洗濯物は部屋干し

基本的に部屋干し、すぐに取り込める状況のときだけ外干ししています。

湿気が多い宮古島では部屋干しした洗濯物が乾きづらいので、除湿機が必須です。コロナ除湿機の「衣類乾燥」モードが、早く乾いて生乾き臭さも抑えられるのでオススメです。

雨続きの日には、毎日稼働している私にとってのマストアイテムです!


⚫︎窓を閉める

突然の大雨に備えて、家にいない間は窓を閉めましょう。家だけでなく車の窓もです。

夏場は暑いのでちょっとだけ窓をスカせておきたい気持ちになりますが、短時間でも大量の雨が降ることもあるので窓は閉めた方が良いですよ。


⚫︎カッパ、傘を念のため持っておく

薄手のウインドブレーカーなどを持っておくと便利です。折り畳めるタイプだと鞄や車に置いておいても邪魔にならずに、必要なときだけ使えます◎

折り畳み傘でも良いのですが、宮古島は風が強い日が多いので高確率で傘が折れてしまいます。なので、私は傘は使わずカッパ派です。


雨の日でも楽しめる方法を見つける

宮古島は雨の日の娯楽が少ないので、ついつい引きこもってしまいがちですが、雨の日でも楽しめる方法はたくさんあります!

特に旅行中の1日は貴重なので、雨の日でも宮古島を満喫しましょう。

詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。


それでも天気予報を知りたいとき

Windyを見て自分で予測する

Windyという天気サービスでは、天気だけでなく、風・雨・雲・気温などが確認できます。

現在の情報だけでなく予報もあるのですが、さすがに3日後以降はアバウトです。なので風や雨雲の動きを見て、自分で予測することをオススメします!

宮古島の漁師さんも使っているよ!


空を見る

原始的ですが、数時間内の天気を知るにはこれが一番です。

宮古島では山がないので遠くの空まで見渡すことができるので、雨雲っぽい暗い雲がこちらに向かってきているか、空を見て確認できます。

特にゲリラ豪雨のような大雨が降っている場所は目視で確認できます。私はおおよそ空を見て、雨から逃げながら釣りをしています。


まとめ

宮古島の天気予報は当たらなくて当然ということがお分かりいただけたかと思います。

天気予報が外れて突然の雨でも開き直って、楽しく宮古島を満喫しましょう!!


突然の雨に備えて使えるツール

⚫︎カッパ(ウインドブレーカー)

⚫︎Windy


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!