【島の現実】宮古島の治安は大丈夫?

【島の現実】宮古島の治安は大丈夫?

ゆったりした時間が流れる沖縄の離島「宮古島」。

そこに住む宮古島の人は気性が荒いとよく言われますが、実のところはどうなのでしょうか?
もしくは「島の人=良い人」は本当なのでしょうか?

住んでみないと気づかなかった、宮古島の治安について解説します。


次の人は要チェック!
✅宮古島に移住を考えている人
✅ひとり旅をしたい人
(特に女子!)


街中の治安・犯罪数

この小さい宮古島でも日々犯罪は起きています。

日本☆地域番付」のまとめによると、人口あたりの刑法犯罪(刑法犯認知件数÷人口)では、47都道府県のうち沖縄県は26位なので中間くらい、沖縄県の39市町村の中で宮古島市は7番目の多さでした。

宮古島はそれほど平和な楽園ってワケではなく、他の地域の平均並みには事件や犯罪が起こっているということが分かります。

沖縄で多い犯罪の種類は、
①窃盗犯
②粗暴犯(暴行・傷害・恐喝など)
③その他(公務執行妨害・住居侵入・器物損壊など)
となっています。

宮古島には車や家の鍵をしない人も一定数いるので、空き巣や車が盗まれることもあります。
最近では「庭のバナナが盗まれた」という事件も起こり、宮古島ならでは(?)と話題になりました。


そしてやっぱり多いのが酔っ払って喧嘩する人です。
もともと気性が荒いと言われる宮古島の人々ですが、それに加え「オトーリ」という回し飲み文化もあるため、酔っ払って暴力を振るう人もいます。

巻き込まれないためには、酔っ払いには十分気をつけて、自分自身も酔っ払いすぎないようにお酒はほどほどにしましょう。


飲酒運転が多い

宮古島ではおよそ3日に1件は飲酒運転による検挙が発生しています。
宮古島の人はお酒をよく飲むのに加え、1人1台は車かバイクを保有する車社会なので、飲酒運転が多いです。

飲酒運転への取り締まりは年々厳しくなっていっているので、10年前よりは飲酒運転をする人も減ってきました。
しかし、島ではタクシーや運転代行の台数が限られていることから、面倒に感じ、飲んだあとでも運転して帰ってしまう人もいます。


路上寝

これもお酒をよく飲む文化に起因することなのですが、酔っ払って路上で寝てしまう人がよくいます。

警察が注意喚起を強化しているものの、2018年で705件、2019年で598件あり、毎日1~2人が路上寝で通報または保護されています。

幸いにも宮古島は一年中暖かい気候なので、冬に路上寝してしまっても凍死することはありませんが、交通事故に遭う可能性は十分にあるので、危ないことには変わりありません。
路上寝している人を見かけたら、車が通らない安全な場所に動かして警察に通報しましょう。


ちなみに宮古島にはホームレスはいないです。
宮古島は助け合い精神が強いので、困った人がいても親戚や同級生が声をかけてくれ、仕事や住まいの手助けをしてくれるそうです。

島ならではの良いところですね!


声かけ事案

宮古島では「不審者に声をかけられた」という事件が頻繁に起こります。
特に子供が狙われやすく、不審者情報はネットで公開されています。

不審者情報→ガッコム安全ナビ


ただ、ニュースにもならない悪質な声かけは、観光客をターゲットに行われます。

ビーチや観光地にいる若い女性観光客ばかりを狙って、一見良い人を装い「観光案内してあげようか?」などと声掛けしている悪いヤツがいます。
単なるナンパで終わることなく、一緒に飲みに誘ってたくさんお酒を飲ませイタズラをしているとか…。

被害に遭った観光客も、酔っ払っていて記憶がなかったり、ナンパについて行ったのは自分だし、ということで公にはなりません。

観光客は「島の人は良い人」と思っているので、まさかそんな事になると疑いもしないようですが、悪いヤツもいるので知らない人には付いて行かない方が良いです。

悪いのは一部の人間だけで、宮古島には本当に良い人もたくさんいます!


観光地での悪徳業者

宮古島の観光地は管理があいまいで、観光客増加に伴いビーチや観光地の駐車場が無法地帯になりつつあります。

■ビーチを利用するならマリングッズレンタル(高額)が必要とうたう業者
■観光客をつけまわし、マリンレジャーを強要してくる業者
■無許可のまま観光地で店を開いている業者

などなど。

観光客にとってはせっかく旅行で来た宮古島で嫌な思いをしてガッカリ、地元の人は海に近づきたくない、という雰囲気がここ数年の夏の宮古島です。

2020年からようやく市が許可した業者しか営業ができないようになり、コロナウイルスの影響による観光客減少もあって、悪徳業者はかなり減りました。

ただ、このビーチ営業の取り締まりは限られたビーチのみで、まだまだ手付かずの場所はたくさんあります。

悪徳業者に会っても、抵抗したり口論することなく、そっとその場を離れるようにしましょう。


身を守るために

宮古島は「南の島の楽園」とは程遠い、日本平均並みに犯罪も起こる現実社会ということがお分かりいただけたと思います。

筆者が考える宮古島で危ない目にあわないため気をつけるポイントは次の3つです。

⚠️「島の人は良い人」という先入観は捨てる
⚠️酔っ払いには近づかない
⚠️宮古島は楽園ではなく日本だと認識する

もちろん、全員が危ない人ではありませんし、本当に良い人もたくさんいます
一部の悪い人たちのせいで、宮古島に悪いイメージを持たれたり、善良な市民が気をつけて生活しないといけなくなっています。

住む人にとっても、旅行する人にとっても、安心・安全な環境になってもらいたいものです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!