宮古島のビーチは海水浴場じゃない?意外と知られていない真実
世界有数の海の美しさを誇る宮古島。
マリンレジャーを目的に宮古島へ来る観光客は、年間10万人以上と言われています。
そんな宮古島では有名な美しいビーチがたくさんあり、中にはトリップアドバイザーで世界一になったことがあるビーチもあるほどです!
しかし、実は宮古島のビーチのほとんどが「海水浴場」ではないと言うことはご存知でしたか?
あまり知られていない宮古島のビーチの実情についてご説明します。
少しでも海の事故が減り、安全で楽しいマリンレジャーのお役に立てればと思います!
海水浴場とビーチの違いは?
ビーチはどこでも海水浴OKじゃないの?
そう思っている人もたくさんいることかと思います。
ほとんどの海は国有地なので、条例で立ち入りが禁止されている場所以外はどこで泳いでも捕まることはないです。
ただ「海水浴場」にはきちんと決まりがあり、「海水浴場」と名乗るためには各都道府県の公安委員会に届出をしないといけません。
沖縄県では「沖縄県水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例」で次のことが定められています。
- 安全に遊泳できる区域を旗、浮標、立標で示す。
- 救命浮輪、ロープ、ボート等の救命用具を備える。
- 人命救助のための救助員、監視人を置く。
- 遊泳区域に船を入れてはいけない。(救助の場合を除く)
安全のためにはライフセーバーはいてくれた方が心強いですよね。
また海で泳ぐ時にはクラゲやサメの心配もあるので、網で囲われた範囲のなかで泳ぐのが一番安全です。
宮古島のビーチは海水浴場じゃない?
では宮古島のビーチは海水浴場ではないのでしょうか?
Googleで検索してみると、宮古島で有名どころのビーチは「公共ビーチ」と出てきます。
でもここのビーチってライフセーバーいないような…
そうなんです。監視する人も救助する人もいないビーチです。
宮古島市でも「観光・ビーチ」として紹介されていますが、これはあくまで「泳いでもいい海」であって「海水浴場」ではないんです。
実際に宮古島市のホームページではこのように書かれています。
何かあっても自己責任ってことです。
「でもちょっと泳ぐくらい大丈夫でしょ?」と言う人がいると思いますが、海は思っている以上に危険な場所なんです。
毎年起こる海難事故
宮古島では毎年のように海の事故が起こり、亡くなってしまう方もいます。
せっかくキレイな海で泳ごうと思って旅行に来ても、思わぬ事故によって状況が一変してしまいます。
どうしてもライフセーバーがいないビーチで泳ぎたいときは、これらの安全に十分注意して満喫してもらいたいです!
- 二人以上で泳ぐ
- 飲酒後は泳がない
- 天気の確認をする(特に台風の前後)
宮古島の海水浴場は2カ所?
宮古島にもきちんとした海水浴場が実は2カ所あります!
それ以外の場所は上記で述べたとおり、「自己責任で泳いでもいいビーチ」です。
2カ所だけかーい!もっと増やしてほしい!
その海水浴場は、
◎前浜ビーチ
※東急リゾート前の一部分だけ
◎シギラビーチ
この2カ所は、それぞれのホテルが費用を負担してライフセーバーを設置してくれています。
子供連れやマリンアクティビティを楽しむ人にも人気のビーチです。
もちろん宿泊者ではない人でも自由に使える海水浴場なので、地元の人もよく利用しています。
まとめ
宮古島のほどんどのビーチは海水浴場ではなく、あくまで自己責任で泳いでいるということがお分かりいただけましたでしょうか?
楽しい宮古島旅行をキレイな海で、安全で快適に楽しんでもらいたいです。
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