【宮古島】台風ガチ勢の筆者が教える本気の台風対策|沖縄の台風を乗り切る!
今年は台風が来ないな〜
そんな声を宮古島ではよく聞きます。
実際に今年は宮古島どころか日本に上陸した台風がなく(※2020年7月27日現在)、7月に台風1件も発生しなかったのは観測史上初のことになりそうです。
それでは、今後台風が来たときへの備えとして何を準備しておけばいいのでしょうか?
毎年のように宮古島で強烈な台風を経験してきた筆者が、
✅宮古島の台風来たらどうなるか?
✅台風前の準備
について教えます!
沖縄の台風はかなり強烈です!
宮古島や沖縄県だけでなく、日本全国どこでも大きな台風が来る可能性がありますので、ご自分の地域でも役立ててくださいね!
宮古島に台風が来たら…
旅行中に台風が来てしまったら…
移住1年目でどうなるの…
そんな方のために、宮古島に台風が来たらどうなるのか。
毎年の経験を元にまとめました。
停電
宮古島では電線の地中化をすすめていますが、現段階では地中化できている地域はごくわずかで、島内の電線がほとんどむき出しの状態になっています。
そのため、強風によって電線が切れ多くの地域が停電します。
市街地周辺は比較的早く復旧しますが、遅い地域だと3日〜1週間も停電が続くことも…(泣)
マンションやホテルの構造によっては電源が必要な水道ポンプの場所もあります。
そのような建物では、停電とともに水道も止まります。
引っ越しや旅行前にしっかり調べておきましょう!
飛行機が運休
台風接近の前後はすべての飛行機が運休になります。
宮古島から出るには飛行機しか手段がないため、まさに孤島となってしまいます。
運休になる前は多くの旅行者が、旅行の日程を前倒しして宮古島を脱出しようとするので、キャンセル待ちの人々が空港に殺到します。
キャンセル待ちしても必ず飛行機に乗れるわけもなく、台風が過ぎるまで宮古島から出られないことになる人も。
台風が発生したら、余裕を持って早めに旅行日程を見直す必要がありますね!
橋封鎖
宮古島には近隣の島々に渡る橋が3本かかっています。
- 伊良部大橋
- 来間大橋
- 池間大橋
暴風警報が出ると、この3本の橋が通行止めになります。
宮古島から隣の島に渡ることも、隣の島から宮古島に渡ることもできなくなります。
橋の上は風が強くなるので、車でも通行は危険すぎますからね。
学校が休校・店が休業
暴風警報が出ると、島内の小中高校は休校になります。
台風が直撃するコースであれば、多くのお店や企業も休業となります。
市役所や飲食店も例外ではなく、スーパーやコンビニもすべて閉まります。
空いているとすれば、警察署と病院くらいでしょうか?
スーパーの商品が品切れ
台風が来ると外に出られなくなるため、台風前には多くの島民が買いだめをします。
特に簡単に食べられるカップラーメンや缶詰めが、ほとんど品切れ状態となります。
宮古島のスーパーやコンビニの商品は、沖縄本島や九州から船で輸送されているものが多いので、台風が過ぎたあともしばらくは品切れが続きます。
野菜やお肉がなかなか入ってこないので、台風後もカップラーメンは重宝します。
2019年の台風被害
2019年は大きな台風が何度も直撃した年でした。
我が家も3日間の停電を3度経験し、うんざりした覚えがあります。
特に13号の被害は大きく、家の中にいても本当に怖かったです。
台風前に絶対に必要な準備
ここまでは宮古島に台風が来たらどんな感じか書いてきましたが、
「実際にどんな備えをすればいいのか分からない!」
という人もいるかもしれません。
ここでは宮古島の台風を乗り越えている筆者が、いつも実践している台風対策を教えます!
備えあれば憂いなし!準備だいじ!
外のものを中に入れる
台風の強風でなんでもぶっ飛ばされてしまいますので、外にあるものはすべて家の中や倉庫に入れましょう。
自転車、植木鉢、サーフボードなど、見当たるものは全部しまっておいた方が安全です。
外にものを出しておくと、強風で飛ばされて窓ガラスが割れたり近所の車に当たったり、思わぬ事故のもとになってしまいます。
自動車やバイクを入れられる車庫がない場合は、なるべく丈夫な塀や家に密着させて駐車しておきます。
風通しがいい場所に停めておくと、軽自動車くらいなら平気で横転してしまいます。
停電の対策
台風が来ることが分かったら、停電は覚悟します。(苦笑)
停電に備えて懐中電灯やロウソクなどの準備は必須です。
(おすすめグッズは後述◎)
さらに懐中電灯の電池もチェックしておきましょう。
窓ガラスを補強する
家の外のものをきちんとしまっていても、風で折れた木の枝が飛んできたり、強風の勢いで窓ガラスが割れる可能性があります。
しっかりと養生テープでガラスを補強するか、防風ネットで窓を守りましょう。
万が一のために、室内でもなるべく窓から離れた場所で過ごすことをオススメします。
サッシを埋める
台風時は風向きによっては窓やドアのサッシから雨水が入ってきます。
それも風が強いほど、すごい勢いで、です。
暴風が始まる前には、雑巾や新聞紙でサッシを埋めておきましょう。
新聞紙がないときは、ペットのトイレシートも吸水性がいいので使えます。
水を確保しておく
先に述べたように、建物の構造によっては停電とともに水道も止まります。
そのような建物でない場所でも、水道管が破裂するなど、思わぬ理由で水道が止まることがあるようです。
台風前には万が一に備えて、浴槽やペットボトルに水を貯めておきましょう。
それとは別で飲み水としての水も確保しておきましょう。
停電するとエアコンも扇風機も使えないので、とても暑いです。
ちょっと飲んだり、顔を洗ったり、というときのために水は必須です!
あったら便利なグッズ
ここでは筆者が台風対策として、いろいろ試した結果たどり着いたオススメグッズを紹介します!
これからの台風に備えて、みなさんのご自宅にもあったら便利なものばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
懐中電灯
停電に備えて、懐中電灯は必需品です!
最近は100円ショップでも売られていますが、筆者の特にオススメはこちら。
これを使って停電時でも快適に暮らせるようになりました。
4個ついている発光パネルが取り外し可能なので、寝室やトイレなど家のあちこちに置くことができます。
そしてかなり明るい!
充電式の懐中電灯だと、停電が解消される前に充電が切れてしまうと終わりですが、これは乾電池式なので電池を準備しておけば心配ご無用です。
USBポートがついているので、乾電池で携帯の充電ができるのも便利ですよ◎
モバイルバッテリー
上記の懐中電灯にも充電機能はありますが、やっぱりあった方が便利なのがモバイルバッテリーです。
一度停電中にスマホの充電が切れ、音信不通だと心配されまくったことがあります…(汗)
停電前にはスマホだけでなく、モバイルバッテリーもしっかり充電しておきましょう!
ラジオ(電池式)
スマホでも台風の情報を見ることはできますが、ギガの心配があったり、アクセスが集中して見れなかったり…。
そんなときはやっぱりラジオが便利です◎
▼宮古島のローカルラジオ「FMみやこ」の感動話
養生テープ
窓ガラスの補強に使ってます。
「米」の形に貼るといいと言われていますが、すべての窓に貼ると意外とたくさん使います。
防風ネット
どうしても室内に入れられないもの(木やエアコンの室外機など)は、防風ネットで守っています。
壊れるのを防止するだけでなく、ご近所に飛んで行って迷惑をかけないためにも、宮古島でも多くの家で使用されています。
うちわ・充電式扇風機
停電すると、とにかく暑いです!
もちろん台風の中では窓も開けられません。
少しでも涼しく過ごしましょう。
暇つぶし
台風が過ぎるまでは、かなり暇です。
外に出られない、停電してる(テレビ・WiFiはダメ)、スマホの電波悪い、暑い、夜は暗い。
そんな中で丸1日以上を自宅で過ごすために、なんらかの暇つぶしを準備しておくことをオススメします◎
筆者は日中は外の明るさを頼りにマンガを読んだり、夜は三線を弾きながら暗闇で歌ったりしています(笑)
台風が来たら
台風が接近したら、絶対に外に出ないでください。
間違っても海に近付くのは、完全に自殺行為です。
宮古島の多くの家は、台風に乗り越えられるよう頑丈に作られています。
毎年の台風を経験しても、古い家でもずっと残っているのを見ると、相当な台風にも耐えられそうです。
台風が来たらじっと家の中で、台風が過ぎるのを待つのが一番安全です。
※あくまでも河川がない宮古島の場合のみですので、各自治体の判断による避難勧告などに従うようにしてください※
まとめ
宮古島で強烈な台風を毎年経験している筆者オススメの、台風対策はいかがでしたか?
今年は異例の台風の少なさですが、必ず台風は来ます。
どのご家庭でも簡単に準備できることばかりなので、台風が来るまでにぜひ備えておきましょう。
備えあれば憂いなしです!
くれぐれも安全第一で、台風を乗り切りたいものですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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