【現実】宮古島の動物事情【モラル】
こんにちは!
宮古島のわが家には2匹の保護猫がいます。
といっても、犬猫シェルターのような保護施設から譲り受けたわけではなく、捨てられていた子猫を拾いました。
宮古島ではペット飼育に対するモラルの低さを感じることがよくあります。
旅行で宮古島を訪れた人からは、野良犬・野良猫の多さにビックリしたとの話をよく聞きます。
そんな宮古島の動物事情について問題となっている記事も交えながら解説していきます。
宮古島の犬猫事情
宮古島では(特に高齢の世代で)まだまだペットの去勢・避妊についての理解が広まっておらず、残念なことに生まれた子猫を捨てる人もいます。
うちのニャンコに至っては、スーパーの駐車場に段ボールに入れられていました。人通りが多いスーパーで拾われるだろうというつもりで子猫を捨てたのでしょうが、車の出入りもあるためかなり危険な状態でした。
まだこんなことをする人がいるのかと驚いたのを覚えています。
また宮古島の飼い犬は放し飼いされることが多く、首輪をつけて自分で散歩している子もよくみかけます。
凶暴な犬だったらと思うと怖いですし、交通事故も心配です。実際に放し飼いの犬に噛まれる事故も発生しています。
県や保健所の呼びかけによってきちんとした飼育をする人も増えていますが、動物愛護の認識にズレがある人が一定層いるのも事実です。
宮古島の動物保護
積極的に動物の命を救おうと活動してくれている人たちのおかげで、宮古島では犬猫の殺処分がゼロになりました。
これまでは保健所に保護された犬猫は一定期間が経つと、宮古島には殺処分場がないので沖縄本島まで運ばれて殺処分されていました。
お金をかけて犬猫の命を絶つくらいなら、保護して犬猫の命を守ろうとしてくれた団体が「SAVE THE ANIMALS」です。
天才!志村どうぶつ園にも出演したことで一気に全国的に知名度が上がったボランティア団体です。
100頭ほどの犬と80匹ほどの猫を保健所から引き取り、動物病院での検査や不妊手術を行なっています。また新しい家族を見つけるために、宮古島に限らず全国に犬猫の譲渡もされています。
保護の数は減っていない?
上記の動物保護団体の活動により、宮古島の殺処分はゼロになりましたが、保健所に保護される犬猫の数は変わっていません。
これまで殺処分されることになっていた保健所に保護された動物を、ボランティア団体が全て引き取っているに過ぎません。
ボランティア団体は主に寄付で成り立っていますが、餌や病院代など膨大な費用がかかり、掃除やお世話するスタッフにも限りがあります。このまま永久に保護された犬猫をボランティア団体が引き取るのは、はっきり言って現実的ではないですよね。
ペットを飼う人それぞれが責任を持って、去勢・避妊を行ったり放し飼いをしないように心がける必要がありそうです。
天然記念物の宮古馬も
動物へのモラルの低さが現れているのは、犬や猫といったペットに限ったことだけではありません。
沖縄県の天然記念物に指定されている宮古島の在来馬である宮古馬への虐待も発覚しました。
もちろんきちんと管理して丁寧な飼育をしている飼育者もいますが、宮古馬の暮らしている環境を見ると決して良い状態とは言えない厩舎があることも事実です。
宮古馬を飼育する管理者には市から補助金が出るのですが、飼育者たちはこの補助金の少なさが問題だと主張しているようです。
お金の問題なのかモラルの問題なのか、疑わしいところですね…。
まとめ
美しい島「宮古島」ですが、動物たちの現実は厳しいものです。
少しでも不幸な動物を減らすためにも、飼い主が責任を持って飼育することが大切です。
動物に対するモラル向上のためにも、地域社会で情報共有や勉強を行う機会の必要性を感じます。
宮古島の保護犬・保護猫への寄付・サポートや犬猫の譲渡を受けたい人はこちら
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